たった百六十余年前の、相馬中村藩(福島第一原発の北隣)の再興事業を読む。
自分たちが暮らす、自分たちが拠って立つ故郷の永続を願って君臣一体となり、道理を見極め地を慣らし制度を整え力を合わせ、必死で立ち向かう姿が、富田高慶氏の力強い文体に甦る。
報徳記(岩波文庫 復刊)。
原初の開墾以来、そこで暮らす人達によって連綿と守られ、生産を、生活を支えてくれた故郷、そこで暮らす人達を護り続けてくれた故郷は、この相馬地方だけではない。
数世代に渡り(現世代は、もしかすると「二度と」)立ち入れない地にする施策とは、何か。



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